エンベロープFromとは
送信エラーになった場合のリターンメールの宛先です。
エンベロープFromのSPFレコードが参照され、迷惑メールフィルタの振り分け等が判断されます。
変更前の注意点
エンベロープFromで新しいドメインを利用する場合、
最初から大量のメールを送信すると、受信側のサーバが「これまでの送信実績がない」という理由で一時的に受信を保留することがあります。
保留時であっても、弊社サービスでは時間を空けて送信のリトライを行なうため、通常であれば、数時間程度の遅延で受信が可能です。
この遅延を回避されたい場合、以下をご検討ください。
(各メールサービス側では100通程度から徐々に送信数を増やすことが推奨されています)
- できるだけ購読者様の少ないメルマガから先に配信を行なう。(各メルマガの配信時間は数時間ずらしてください。)
- 購読者数の多いメルマガでは、設定の変更後数回は、
いくつかのメルマガに購読者を分割して送信する。
設定手順
ご自身で用意したメールアドレスを利用する場合
ジェイシティメールのリターンメール受信専用にメールアドレスをご用意いただき、
弊社にて設定することで、他社の配信内容に影響を受けることなく、
エンベロープFromという項目を送信先サーバに評価させることができます。
【ご注意】この手順で作成したメールアドレスは他の用途で送信/受信しないでください。
- 貴社にて以下の設定を行なったメールアドレスを作成する。
- 貴社の独自ドメインでメールアドレスを新規に作成する
- 以下メールアドレスへの転送を設定する
転送先メールアドレス:mmerror@jcity.com - 弊社サービスから送信されていると証明するためにSPFレコードの設定を行なう
- 以下の申請フォームより弊社へ連絡する
https://service.jcity.com/v3/envelopeFromRequest
※管理画面ログイン後にアクセスしてください - 弊社にて動作確認後、貴社アカウントに(1)のメールアドレスを利用するよう設定する。
ジェイシティに設定をまかせる場合(有償)
専用配信環境設定サービスお申込みページ(要:事前ログイン)より独自ドメインおまかせ設定パックおよびクリック追跡等のURLを独自ドメインにするをお選びください。
どのようなドメインがよいか
メルマガの差出人アドレス等と同じドメインがよいかどうかについては、Gmailや他のメールサービスでも公開されていない情報のため、弊社では断定ができませんが、それぞれに見込める効果をご案内いたします。
同じドメインにした場合(推奨)
- DKIMおよびDMARCにおいて、ドメイン(組織)単位で認証する方向で調整されている。
- 受信者様への印象の面で、以下を理由に、同じドメインの方が安心感を持たれる可能性が高い。
- 通常のメール送信では、差出人ドメインとエンベロープFromのドメインが同じであることが多い
- メールサービスによっては、エンベロープFromのドメインがメール情報として表示される場合がある、
- そのドメインに対して迷惑メールフィルタの学習が集約される。
異なるドメインにした場合
- 迷惑メールフィルタの学習対象を分散させることによってリスク管理が見込める